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国試過去問クイズ

第117回 国家試験 過去問

領域B
矯 正
117 B-48
正答率:67.2%
Must !
近5年のピックアップ問題
20歳の男性。前歯で物が咬みにくいことを主訴として来院した。診断の結果、抜歯を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を行うこととした。初診時の顔面写真(A)、口腔内写真(B)及びエックス線画像(C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。適切な抜歯部位(智歯を除く)はどれか。1つ選べ。
  • a.
  • b.
  • c.
  • d.
  • e.
解答する
解き方
【主訴】前歯で物が咬みにくい
【セファロ分析】骨格系・歯軸ともに標準範囲内
【画像所見】
[顔面]:ストレートタイプの側貌
[口腔内]:前歯部に叢生、AngleⅢ級
【治療計画】抜歯を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療
解 答
d(正答率:67.2%)
a:0.2% b:20.1% c:12.2% d:67.2% e:0.3%
解 説
× a、e:
上顎両側側切歯の形態に異常はなく、また特別な理由がないかぎり前歯を抜歯部位には選択しない。
× b、○ d:
大臼歯関係はAngleⅢ級であり、上顎は第二小臼歯を抜去して第一大臼歯を近心移動させるとともに叢生を改善し、下顎は第一小臼歯を抜去して大臼歯関係をⅠ級にするとともに叢生を改善する。AngleⅢ級症例の場合、このような抜歯部位の選択になることが多い。
× c:
大臼歯関係はAngleⅢ級であり、下顎の第二小臼歯を抜去してしまうと下顎大臼歯が近心移動しやすくなり、大臼歯関係の改善が難しくなる。
解説動画
ここが大事
抜歯部位の選択

抜歯スペースを叢生や前歯歯軸の改善に利用し、スペースが残存した場合は、大臼歯を近心移動させてスペースを閉鎖させることになる。スペースがほとんど残存せず大臼歯を近心移動させない計画の場合は最大の固定が必要で、抜歯部位は第一小臼歯を選択する。逆に、大臼歯を大きく近心移動させる計画の場合は最小の固定となり、抜歯部位は第二小臼歯を選択することが多い。

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