【モリタ】第115回国家試験過去問（領域A）115 B-40 [小児]｜One To One Campus

領域A

小児

115 B-40

正答率：73.9%

近5年のピックアップ問題

生理的年齢の評価に用いるのはどれか。3つ選べ。

解答する

解き方

生理的年齢は発育の生物学的個人差を示す際に用いられるものである。成長発育においては暦年齢（生活年齢）に対して生理的年齢を用いて評価することが多い。

解　答

ａ、ｂ、ｅ（正答率：73.9％）
ａ：92.7％　ｂ：94.7％　ｃ：8.1％　ｄ：17.6％　ｅ：85.6％

解　説

○ a：: 歯齢は歯胚の発育や歯の萌出時期の標準を年齢の単位で評価したものである。歯の萌出程度を評価したHellman の歯齢（咬合発育段階）、歯胚の石灰化や歯冠歯根形成を評価したNolla の歯の発育段階がある。
○ b：: 骨年齢は骨の成長や成熟を年齢の単位で評価したものである。エックス線画像により、一般に手関節部の8つの手根骨に橈骨下端と尺骨下端の骨核を加えた計10か所の化骨状態で判定する。
× c：: 暦年齢は出生時からの時間の経過であり、生理的年齢に対するものである。各個人の成長発育の評価の基準として必ずしも正確ではない。
× d：: 精神年齢とは、行動や言葉など精神発達の程度を現したものである。代表的なものに知能指数（IQ）や発達指数（DQ）がある。
○ e：: 思春期の第二次性徴の発現年齢を生理的年齢として評価に利用することができる。