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国試過去問クイズ

第115回 国家試験 過去問

領域A
理 工
115 A-59
正答率:69.1%
近5年のピックアップ問題
普通石膏と硬質石膏で共通するのはどれか。2つ選べ。
  • a. 化学式
  • b. 混水比
  • c. 粉末粒径
  • d. 硬化膨張率
  • e. 硬化体結晶形状
解答する
解き方
二水石膏から半水石膏をつくるときの製法の違いから普通石膏(β半水石膏)と硬質石膏(α半水石膏)に分かれるが、化学式はどちらもCaSO4・1/2H2O で同じである。各種石膏の基本的事項について幅広く問われた問題である。
解 答
a、e(正答率:69.1%)
a:91.1% b:9.2% c:18.0% d:3.4% e:76.9%
解 説
○ a:
石膏の化学式はCaSO4・1/2H2O(硫酸カルシウムの半水塩)である。
× b:
混水比(W/P)は普通石膏で0.4〜0.6、硬質石膏で0.25〜0.3程度であり、石膏の種類により異なる。
× c:
粉末粒径は普通石膏よりも硬質石膏のほうが小さい。したがって、硬質石膏のほうが緻密な石膏である。
× d:
石膏は結晶成長に伴い隣り合う針状の結晶どうしの押し合いが生じ空隙ができる。これにより石膏は見かけ上膨張することになるが、この結晶の大きさによってそれぞれの硬化膨張率が異なる。硬化膨張率は普通石膏よりも硬質石膏のほうが小さい。
○ e:
硬化体(二水石膏、CaSO4・2H2O)の結晶形状は、硬質石膏、普通石膏ともに針状を呈する。
解説動画
ここ大事
各種石膏の基本的事項
種類 組成 混水比
(W/P)
硬化膨張率
(%)
発熱量
(cal/mol)
普通石膏 β石膏
(多孔質な海綿状)
0.4〜0.6 0.3〜0.5 4,600
硬質石膏
超硬質石膏
α石膏
(緻密で均一な多孔質)
0.25〜0.3
0.2〜0.25
0.1〜0.2 4,100
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