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国試過去問クイズ

第115回 国家試験 過去問

領域A
口 外
115 A-29
正答率:63.3%
近5年のピックアップ問題
睡眠時ブラキシズムの診断に用いるのはどれか。2つ選べ。
  • a. 音声
  • b. 舌圧
  • c. 筋電図
  • d. 心拍数
  • e. 動脈血酸素飽和度
解答する
解き方
睡眠時ブラキシズムの病態を理解したうえで、正しく診断するために必要な知識を問う問題である。
解 答
a、c(正答率:63.3%)
a:64.6% b:3.0% c:97.8% d:11.3% e:22.3%
解 説
○ a:
患者が睡眠中に発する音声のなかで歯ぎしり音は夜間筋活動との関連性が指摘されており、睡眠時ブラキシズムの病態との関連性も大きい。睡眠同伴者への問診で歯ぎしり音についての情報を得ることは睡眠時ブラキシズムの診断に有効である。
× b:
舌圧痕は睡眠時ブラキシズムを推定するうえで重要な所見の一つであるが、舌圧は睡眠時ブラキシズムの病態と関係ない。
○ c:
筋電図(EMG)は筋の活動を定量的に評価できる検査方法である。睡眠検査室におけるポリソムノグラフィ(PSG)や家庭内での携帯型筋電図測定装置によって評価できる。睡眠中の筋活動を把握することは睡眠時ブラキシズムの診断に有効である。
× d:
心拍数は睡眠時ブラキシズムの病態と関係ない。
× e:
動脈血酸素飽和度は閉塞性睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングに用いられる評価項目である。
解説動画
プラスα

睡眠障害国際分類第3版(ICSD−3)では睡眠時ブラキシズムを①明らかな原因のない一次性(primary、idiopathic)、②医学的背景のある二次性(secondary)、③治療薬によって生じる医原性(iatrogenic)に分類している。代表的な臨床徴候としてグラインディングとクレンチングに大別される。筋電図は睡眠検査室におけるポリソムノグラフィ(PSG)や携帯型筋電図(EMG)測定装置によって評価する。しかし、臨床ではこれらの測定方法で評価されることはまれであり、多くは問診と診察によって診断されることが多い(同居者または自己による歯ぎしり音の認識、咬耗、アブフラクション、起床時の顎関節や咀嚼筋の疼痛や疲労、咬筋肥大、口蓋隆起や下顎隆起などの骨隆起、舌や頰粘膜の歯の圧痕など)。

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