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国試過去問クイズ

第114回 国家試験 過去問

領域B
矯 正
114 D-88
正答率:35.7%
★★☆ MUST!
21歳の女性。下の前歯の歯並びが気になることを主訴として来院した。中学生の頃にマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療を受けたが、現在は保定装置を使用していないという。診断をした結果、下顎前歯の軽度叢生を改善することとした。装置製作に必要な口腔模型の写真(別冊No.88 p62)を別に示す。製作する装置はどれか。1つ選べ。
  • a. 犬歯間保定装置
  • b. リップバンパー
  • c. リンガルアーチ
  • d. スプリングリテーナー
  • e. スライディングプレート
解答する
アクセス
写真の模型は下顎のセットアップモデルである。本症例はマルチブラケット治療の既往があり、後戻りと思われる下顎前歯の軽度叢生を改善するための装置で、セットアップモデル上で製作するものを選択する。前歯を動かすということのみに注目して早とちりしないようにする。
解 説
×a:
犬歯間保定装置は歯の移動を行うことはできない。製作にセットアップモデルは用いない。
×b:
リップバンパーは下顎第一大臼歯にバンドを装着した模型上で製作する。セットアップモデルは用いない。
× c:
リンガルアーチは下顎に使用する場合、補助弾線がないため前歯の移動の目的で使用することはできない。また、製作にセットアップモデルは用いない。
○ d:
スプリングリテーナーはおもに下顎前歯の位置を微調整できる保定装置である。セットアップモデルで歯の再排列を行い製作する。
× e:
スライディングプレートは一時的な咬合挙上床で、他の装置と併用する補助的な装置である。歯の移動を行うことはできない。また、製作にセットアップモデルは用いない。
解説動画
Point&Advice
スプリングリテーナー

おもに下顎前歯部の後戻りの改善に使用される可撤式の動的保定装置である。トゥースポジショナーは歯列全体を動かせるが、スプリングリテーナーは前歯部の軽度叢生が適応である。セットアップモデル(予測模型)の目的については114C-36(253頁)のポイント&アドバイスを参照のこと。

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