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国試過去問クイズ

第114回 国家試験 過去問

領域B
歯 周
114 D-73
正答率:53.2%
★★☆ MUST!
歯周病を増悪させる宿主因子はどれか。3つ選べ。
  • a. 喫煙
  • b. 歯石
  • c. 食片圧入
  • d. ストレス
  • e. 不適合修復物
解答する
アクセス
歯周病は、複数の因子によって発症、進行する多因子性疾患である。その病原因子は細菌性プラークや歯垢である。そこに、宿主因子や環境因子が加わり発症、進行していく。本問は、宿主因子について問われており、全身因子と局所因子に区別される。
解 説
× a、d:
喫煙やストレスは歯周病の環境因子である。喫煙などの生活習慣、ストレスやブラキシズムなどの心理的要因、副腎皮質ステロイド薬や抗てんかん薬などの薬物の使用などが環境因子に含まれる。
○ b:
歯石は歯周病の宿主因子である。民族・人種、遺伝、年齢、性別、歯種、唾液、全身疾患などが宿主因子となる。歯石はそれ自体に強い病原性はないが、プラークリテンションファクターとして影響を及ぼすため病原因子でもあり、また歯周病を増悪・亢進させる宿主の局所因子としても考えられる。
○ c、e:
食片圧入、不適合修復物は歯周病の宿主要因である。歯石と同様、プラークの付着を助長するということで病原因子でもある。不適合修復物は歯肉を機械的に傷つけたり清掃性を悪化させたりすることで、食片圧入は垂直性の骨吸収を引き起こすことで歯周病を増悪させる。
解説動画
Point&Advice
歯周病の概要

歯周病は、一部の歯肉疾患を除き細菌性プラーク(歯周病原細菌)によって引き起こされる感染性炎症疾患である。最たる病原因子である細菌性プラークに対する宿主の炎症・免疫応答により発症するが、これに加えて歯周病の発症、進行にはさまざまな因子が影響している。これらの因子を排除していくことが、歯周病の治療・予防となる。

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