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国試過去問クイズ

第117回 国家試験 過去問

領域A
麻 酔
117 D-29
正答率:29.9%
近5年のピックアップ問題
診察室血圧で成人におけるⅡ度高血圧に分類されるのはどれか。2つ選べ。
収縮期血圧 / 拡張期血圧(mmHg)
  • a. 150 / 85
  • b. 150 / 105
  • c. 155 / 98
  • d. 165 / 95
  • e. 165 / 115
解答する
解き方
わが国の成人における血圧値の分類は、日本高血圧学会(JSH2019)の高血圧治療ガイドラインによるものが基準になる。高血圧の基準値は診察室血圧、家庭血圧、24時間自由行動下血圧など測定条件によっても異なる。本問は診察室血圧についての知識が問われている。歯科臨床において患者と接する際には診察室血圧の状態によって治療計画が左右される場合もあるため、分類の値は正確に覚えておく必要がある。
解 答
b、d(正答率:29.9%)
a:10.9% b:61.4% c:43.0% d:57.0% e:22.6%
解 説
× a:
150/85mmHgは、収縮期血圧140~159mmHgかつ/または拡張期血圧90~99mmHgの基準のうち収縮期血圧の基準を満たすため、Ⅰ度高血圧である。
○ b:
150/105mmHgは収縮期血圧160~179mmHgかつ/または拡張期血圧100~109mmHgの基準のうち拡張期血圧の基準を満たすため、Ⅱ度高血圧である。
× c:
155/98mmHgは収縮期血圧140~159mmHgかつ/または拡張期血圧90~99mmHgの基準をどちらも満たすため、Ⅰ度高血圧である。
○ d:
165/95mmHgは収縮期血圧160~179mmHgかつ/または拡張期血圧100~109mmHgの基準のうち収縮期血圧の基準を満たすため、Ⅱ度高血圧である。
× e:
165/115mmHgは収縮期血圧≧180mmHgかつ/または拡張期血圧≧110mmHgの基準のうち拡張期血圧の基準を満たすため、Ⅲ度高血圧である。
解説動画
ここが大事
高血圧症患者の歯科治療上の注意点

①血圧コントロールが不良な場合は観血的処置など侵襲を伴う治療は延期する
(安静時収縮期血圧が160mmHgを超える場合は血圧の内科治療を優先する)。
②交感神経を興奮させることは極力避ける。

  • ・疼痛:局所麻酔薬で確実な除痛をはかる
  • ・不安・緊張:精神鎮静法を併用する
  • ・その他:アドレナリン添加局所麻酔薬の使用量に配慮する

③血圧計やパルスオキシメータ、心電計などで血圧、脈拍をモニタリングする。
④血圧の異常上昇や頻脈発生時は、治療を中断し座位あるいは半座位に体位変換のうえ、酸素吸入下で安静をはかる。
⑤血圧の異常上昇が持続する場合、ニカルジピン塩酸塩などを静脈内投与する。

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