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国試過去問クイズ

第117回 国家試験 過去問

領域A
衛 生
117 C-59
正答率:62.9%
近5年のピックアップ問題
MRSA陽性患者に対する周術期口腔機能管理の際に必要なのはどれか。2つ選べ。
  • a. 標準予防策
  • b. 空気感染予防策
  • c. 経口感染予防策
  • d. 垂直感染予防策
  • e. 接触感染予防策
解答する
解き方
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、院内感染の代表的な原因菌である。ヒトの皮膚などに存在する常在菌であるが、免疫力が低下した患者に日和見感染を起こすことがある。物理的な接触(接触感染)によって感染する。
解 答
a、e(正答率:62.9%)
a:90.8% b:11.0% c:25.2% d:0.8% e:71.2%
解 説
○ a:
標準予防策(Standard precautions)は、感染症の有無にかかわらずすべての人に適応される感染予防策である。標準予防策の例として、個人防護具(PPE;Personal protective equipment)の使用があげられる。
× b:
MRSAの感染経路は空気感染ではない。空気感染予防策としては、マスクの着用、患者の隔離、十分な換気などがあげられる。
× c:
MRSAの感染経路は経口感染(食物や便による感染)ではない。経口感染予防策としては、手洗いの励行、洗面器の共用を避ける、上水道消毒の管理、食品の衛生管理などがあげられる。
× d:
MRSAの感染経路は垂直感染(母子感染)ではない。垂直感染予防策としては、帝王切開による分娩や抗ウイルス薬の予防投与などがあげられる。
○ e:
MRSAの感染経路は接触感染(直接接触)であり、医療従事者の手指や医療器材を介して院内感染が広がることが多い。接触感染予防策としては徹底した手洗い・手指衛生、医療器材の消毒、グローブの使用・適切な交換などがあげられる。
解説動画
ここが大事
標準予防策
(Standard precautions)
  • ・感染症の有無にかかわらず、すべての人に適応される感染予防策である。医療の現場において、医療従事者や患者の感染対策として、標準予防策に基づいた感染防止策を実施する。
  • ・個人防護具(グローブ、サージカルマスク、滅菌ガウン、ゴーグル、キャップ、フェイスシールド、シューカバーなど)の使用は、感染防止策のための有効な手段である。
  • ・汗を除くすべての湿性生体物質(血液、体液、分泌物、排泄物)、傷のある皮膚、粘膜は感染の恐れがあるものと考え、感染防止策を実施する。

感染症の予防:99A104(p.87)

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