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国試過去問クイズ

第116回 国家試験 過去問

領域B
冠 橋
116 A-63
正答率:77.2%
近5年のピックアップ問題
35歳の女性。右側咬筋部の疼痛を主訴として来院した。顎関節症Ⅰ型と診断し、犬歯誘導型のスタビライゼーションスプリントによる治療を計画した。初診時の口腔内写真(A)、タッピングでの調整終了時(B)及び側方滑走運動での調整時のスプリントの写真(C、D)を別に示す。削合すべき部位はどれか。3つ選べ。
  • a. ア
  • b. イ
  • c. ウ
  • d. エ
  • e. オ
解答する
解き方
【主訴】 右側咬筋部の疼痛
【診断】 顎関節症Ⅰ型
【治療計画】
犬歯誘導型スタビライゼーションスプリントの使用
→側方運動時は犬歯のみが接触し誘導することとなる
【画像所見】
A:❶正中に偏位がみられる
B:タッピング運動時の咬合接触点(赤色)は左右ほぼ均等で、全歯列が適切な咬合接触をしている
C:右側方滑走運動時:❶ア、イ(臼歯部)に干渉(青色)がみられる ❷犬歯誘導
D:左側方滑走運動時:❶エ(前歯部)に干渉(青色)がみられる ❷犬歯誘導
解 答
a、b、d(正答率:77.2%)
a:91.0% b:87.0% c:14.4% d:91.8% e:14.6%
解 説
○ a、b:
ア、イは右側方滑走運動時に作業側臼歯部が接触したため印記されたものであり、犬歯誘導とするためには削合が必要である。
× c:
ウでは右側方滑走運動時に前歯部の干渉はみられない。
○ d:
エは左側方滑走運動時に前歯部が接触したため印記されたものであり、犬歯誘導とするためには削合が必要である。
× e:
オは左側方滑走運動時に作業側の犬歯が接触して印記されたものであり、削合しない。
解説動画
コメント
スタビライゼーションスプリントの調整

タッピングでの調整終了時に全歯列を接触させることで、顎関節への負担軽減、咬合の安定化、過度な筋緊張の除去を目的とした装置である。
犬歯誘導型とする場合、側方運動時には作業側、非作業側ともに犬歯以外の接触は削除する必要がある。

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