スマートフォン版サイト

国試過去問クイズ

第115回 国家試験 過去問

領域C
冠 橋
115 D-48
正答率:47.1%
近5年のピックアップ問題
支台歯形成時に隣在歯の誤切削防止に有効なのはどれか。1つ選べ。
  • a. 圧排糸
  • b. 局所麻酔
  • c. ラバーダム
  • d. ガイドグルーブ
  • e. マトリックスバンド
解答する
解き方
支台歯形成時の隣在歯の誤切削はアクシデント(医療事故)に該当し、防止するべきものである。通常の支台歯形成時には、まず細い切削器具で形成する、隣接面接触部を含め一層残すように形成したあとにフィニッシュラインおよび軸面を形成するなどの方法で可能なかぎり隣在歯を保護する。その他に万が一、切削器具が当たっても削れないようにするために隣在歯を保護する器具を用いることも大切である。本問では隣在歯を保護するものをシンプルに選択すればよい。
解 答
e(正答率:47.1%)
a:1.3% b:0.2% c:36.2% d:15.2% e:47.1%
解 説
× a:
フィニッシュラインを歯肉縁下に設置するために、圧排糸を歯肉溝に挿入した状態で支台歯形成することがある。しかし、隣在歯の保護にはならない。
× b:
局所麻酔は有髄歯を切削する際には必須であるが、隣在歯の誤切削防止にはならない。
× c:
ラバーダムを装着すると防湿にはなるが、通常支台歯形成では使用しない。また、隣在歯を覆うためには支台歯の単歯露出とすることになると想像されるが、切削から隣在歯を保護するだけの強度はない。
× d:
ガイドグルーブは形成量を適切に管理するために、唇頰舌面に切削器具の直径の1/2〜2/3程度を目安として適宜付与するものである。隣在歯の誤切削防止効果はない。
○ e:
隣在歯にマトリックスバンドを装着することで、切削時に誤って切削器具が接触したとしても誤切削を防止することができる。
解説動画
ここ大事
マトリックスバンド

マトリックスバンドはトッフルマイヤーのリテーナーとセットで用いられる。材質はステンレススチールであり、厚みは0.04mm程度である。隔壁法に用いる器具の一つであり、臼歯部で多く用いられる。

国家試験対策に
約80%の受験生が選んだ過去問題集の決定版。実践の過去問に挑戦しよう! 表紙イメージ

実践
約80%の受験生が選んだ過去問題集の決定版。

詳しく見る >
10minutes Master イメージ

10minutes Master
短い時間(10分間)でポイントをギュッと濃縮。スキマ時間学習におすすめです。

詳しく見る >

国試過去問クイズの解答をご覧いただくには「LINE 友だちアンケートへの回答」
もしくは、「ログイン(LINE 友だちアンケート回答済の方)」が必要になります。

LINE@ 友だち募集中 お役立ち情報をいち早く入手! 友だち追加はこちら
LINE@ 友だち募集中 お役立ち情報をいち早く入手! 友だち追加はこちら LINE@ 友だち募集中 お役立ち情報をいち早く入手! 友だち追加はこちら
pagetop