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国試過去問クイズ

第115回 国家試験 過去問

領域C
歯 周
115 C-82
正答率:41.6%
近5年のピックアップ問題
歯質の削除が必要な暫間固定はどれか。2つ選べ。
  • a. プロビジョナル固定
  • b. ワイヤーレジン固定
  • c. オクルーザルスプリント
  • d. ワイヤー結紮レジン固定
  • e. エナメルボンディングレジン固定
解答する
解き方
歯周基本治療中に行われる暫間固定の種類および方法について知っておく必要がある。
解 答
a、b(正答率:41.6%)
a:75.8% b:61.8% c:11.9% d:22.2% e:27.6%
解 説
○ a:
プロビジョナル固定は、連結したレジン冠を製作し、固定対象となる歯に装着することにより固定する。支台歯形成を行うため歯質の削除が必要である
○ b:
ワイヤーレジン固定(A- スプリント)は、咬合面にワイヤーを挿入するための窩洞を連続して形成し、そこにワイヤーを挿入してレジンを充塡して固定する。窩洞形成を行うため歯質の削除が必要である
× c:
オクルーザルスプリントは、歯列咬合面をレジン製の材料で被覆する。歯の切削の必要はない。
× d:
ワイヤー結紮レジン固定は、ワイヤーで歯を連続結紮し固定する方法である。ワイヤーと歯をレジンで固定することもある。歯の切削の必要はない。
× e:
エナメルボンディングレジン固定は、接着性レジンを用いて動揺している歯の隣在歯を接着させて固定させる。歯の切削の必要はない。
解説動画
ここ大事
暫間固定の目的と種類

暫間固定は歯周基本治療の一つであり、動揺歯を一時的に固定する処置である。

1)目的
①歯の動揺の軽減と歯周組織の安静化
②多数歯への咬合力分散
③歯の病的移動や挺出、食片圧入の防止
④他の歯周基本治療(スケーリング・ルートプレーニングなど)の円滑化

2)種類

固定の様式 歯の切削の有無 装置の可撤性 種類
歯の外側から
固定(外側性)
なし 可撤性 床による固定
オクルーザルスプリント
連続鋳造鉤による固定
固定性 エナメルボンディングレジン固定
ワイヤー結紮レジン固定
支台歯に冠を
装着して固定
あり 固定性 プロビジョナル固定
歯の内側から
固定(内側性)
あり 固定性 ワイヤーレジン固定(A- スプリント)
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