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国試過去問クイズ

第115回 国家試験 過去問

必 修
衛 生
115 C-16
正答率:43.6%
近5年のピックアップ問題
乳歯齲蝕と受動喫煙の関係を検討した複数の疫学研究で、同様の関連する結果が認められた。該当する因果関係の判断基準はどれか。1つ選べ。
  • a. 関連の一致性
  • b. 関連の強固性
  • c. 関連の時間性
  • d. 関連の整合性
  • e. 関連の特異性
解答する
解き方
疫学用語の一つである因果関係に関する知識を確認する問題である。因果関係を判定する基準として5つの基準(一致性、強固性、時間性、整合性、特異性)が提唱されている。場合によってさらに基準を追加する可能性もある。
乳歯齲蝕と受動喫煙については、家族に喫煙者がいない場合と比較して、家族に喫煙者がいる場合の乳歯齲蝕の発生率が高く、子どもの前でも喫煙がある場合はさらに高くなるという報告が知られている。複数の異なる疫学研究で同様の関連性が指摘されたということが、どの基準に該当するかを考えればよいが、専門的な知識までは必要ないであろう。
解 答
a(正答率:43.6%)
a:43.6% b:14.8% c:2.6% d:30.1% e:8.9%
解 説
○ a:
関連の一致性とはその因果関係が時代や地域によって変化するものではなく、普遍性を示していることを意味する。
× b:
関連の強固性とはその症例研究のオッズ比やコホート研究などの相対危険度などが高い値を示すなど、因果関係の関連性が強いことを意味する。
× c:
関連の時間性とは原因と結果の順序を示すもので、必ず原因が結果に先行していることを意味する。
× d:
関連の整合性とは既存の知識体系との比較を示すもので、既存の知識と比較して矛盾がないことを意味する。
× e:
関連の特異性とは因果関係の特別性を示すもので、その原因がないとその結果が生じ得ない関係であることを意味する。
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