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国試過去問クイズ

第115回 国家試験 過去問

必 修
口 外
115 C-13
正答率:51.0%
近5年のピックアップ問題
顎裂部骨移植術後4 日目の女児の顔貌写真を別に示す。皮膚の変色の原因はどれか。1つ選べ。
  • a. ケラチン
  • b. メラニン
  • c. ビリルビン
  • d. ヘモジデリン
  • e. ミオグロビン
解答する
解き方
【画像所見】
❶左側頰部皮膚の黄色変化を認める
→創部皮下内出血が生じている状態である。出血巣内の赤血球が破壊されて生じる
解 答
d(正答率:51.0%)
a:5.6% b:2.8% c:38.9% d:51.0% e:1.6%
解 説
× a:
ケラチンは上皮細胞の細胞骨格をなすタンパク質の一つである。とくに角化細胞に豊富で、細胞内での蓄積量が増加すると核が消失するにいたる。
× b:
メラニンはメラノサイトが産生する色素で、紫外線の影響から表皮細胞を保護する一方で過剰産生により色素沈着の原因にもなる。
× c:
ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンの最終代謝産物で、間接あるいは直接ビリルビンが蓄積すると、おもに黄疸として皮膚や眼球結膜に現れる。
○ d:
ヘモジデリンは赤血球が破壊されて生じる鉄を含んだ色素で、組織中に沈着し皮膚の黄色の変色の原因となる。本症例でも、術直後はヘモグロビンの沈着により皮膚は赤色だったが、4日という時間経過によりヘモグロビンが分解されヘモジデリンとなることで、皮膚の変色が黄色へと変化したと考えられる。
× e:
ミオグロビンは骨格筋や心筋に存在する色素タンパク質で、通常は血液中にはほとんど存在しない。ミオグロビンの血中濃度の上昇は骨格筋や心筋の破壊を示唆する。
解説動画
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