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国試過去問クイズ

第115回 国家試験 過去問

領域B
矯 正
115 B-59
正答率:67.0%
近5年のピックアップ問題
19歳の女性。前歯で食べ物がうまく嚙めないことを主訴として来院した。初診時の顔面写真(A)、口腔内写真(B)及びエックス線画像(C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。正しい所見はどれか。すべて選べ。
  • a. 凸顔型
  • b. 骨格性Ⅱ級
  • c. ローアングル
  • d. 55の先天欠如
  • e. 正のオーバーバイト
解答する
解き方
【主訴】前歯で食べ物がうまく嚙めない
【セファロ分析】FH 平面に対する下顎下縁平面角が大きい→ハイアングル(長顔型)
【画像所見】
顔面:❶ストレートタイプの側貌
口腔内:❶開咬、❷下顎両側第二乳臼歯の残存
エックス線:下顎両側第二小臼歯の先天欠如
解 答
d(正答率:67.0%)
a:22.1% b:5.1% c:5.6% d:99.5% e:3.7%
解 説
× a:
顔面写真より、側貌はストレートタイプ(垂直型)である。
× b:
セファロ分析結果より、骨格性の前後的な不正はみられない。
× c:
FH 平面に対する下顎下縁平面角が大きいことから、ハイアングルである。
○ d:
エックス線画像より、下顎両側第二小臼歯の先天欠如が認められる。
× e:
口腔内写真より開咬が認められるため、オーバーバイトはマイナス(負)である。
解説動画
ここ大事

ハイアングルとローアングル:113A54(p.73)を参照

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