スマートフォン版サイト

国試過去問クイズ

第115回 国家試験 過去問

領域B
修 復
115 A-31
正答率:68.6%
近5年のピックアップ問題
38歳の女性。上顎左側側切歯の着色を主訴として来院した。自発痛、誘発痛は認めない。初診時の口腔内写真を別に示す。着色部位の検査に用いるのはどれか。3つ選べ。
  • a. セパレーター
  • b. デンタルフロス
  • c. エキスプローラー
  • d. コンタクトゲージ
  • e. レジストレーションストリップス
解答する
解き方
初期隣接面齲蝕では齲窩(実質欠損)の形成を視診のみでは判断できない。齲窩の有無や進行度を診査する方法が問われている。
【年齢】38歳
→自発痛、誘発痛を認めないことともあわせると、慢性齲蝕の可能性が高い
【主訴】上顎左側側切歯の着色
【画像所見】❶遠心隣接面の不潔域に黒色の着色を認めるが、実質欠損の有無は判断できない
解 答
a、b、c(正答率:68.6%)
a:95.0% b:98.6% c:72.8% d:18.2% e:13.8%
解 説
○ a:
セパレーターで歯間を離開することにより、隣接面が直視しやすくなる。またエキスプローラーで触診する場合も、あらかじめ歯間部を分離しておくほうが触診が容易になる。
○ b:
デンタルフロスも隣接面の触診に使用できる。齲窩が生じるとフロスが引っかかりやすくなり、隣接面をこすり上げると粗造感がある。
○ c:
先端の鋭利なエキスプローラーは隣接面の触診に有効である。セパレーターを併用した場合はエキスプローラーの先端側面で歯面をこするように診査する。
× d:
コンタクトゲージは隣接面接触点の離開度を測定する器具である。
× e:
レジストレーションストリップスは咬合接触部位や接触の強さを検査する引き抜き試験に用いる。齲蝕の診査とは関係ない。
解説動画
ここ大事
隣接面齲蝕の診査に有効な方法

視診:齲窩が大きい場合は視診でも判断できる。
触診:エキスプローラーやデンタルフロスが使用される。
歯間分離:前歯部ではアイボリーセパレーターが使いやすい。
エックス線検査:臼歯部では咬翼法が有効である。
透照診:隣接面齲蝕のほか、歯質の亀裂の診査にも用いられる。
レーザー蛍光強度測定:隣接面用のプローブが使える機種では隣接面齲蝕の診査も可能である。ただしプローブの先端が隣接面にうまく挿入できる場合にかぎられる。

国家試験対策に
約80%の受験生が選んだ過去問題集の決定版。実践の過去問に挑戦しよう! 表紙イメージ

実践
約80%の受験生が選んだ過去問題集の決定版。

詳しく見る >
10minutes Master イメージ

10minutes Master
短い時間(10分間)でポイントをギュッと濃縮。スキマ時間学習におすすめです。

詳しく見る >

国試過去問クイズの解答をご覧いただくには「LINE 友だちアンケートへの回答」
もしくは、「ログイン(LINE 友だちアンケート回答済の方)」が必要になります。

LINE@ 友だち募集中 お役立ち情報をいち早く入手! 友だち追加はこちら
LINE@ 友だち募集中 お役立ち情報をいち早く入手! 友だち追加はこちら LINE@ 友だち募集中 お役立ち情報をいち早く入手! 友だち追加はこちら
pagetop