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国試合格者体験談

『国家試験』メンタル勝負

『国家試験』メンタル勝負
  • 織田直樹 先生

    大阪歯科大学卒
    大阪歯科大学付属病院
    臨床研修医

    織田直樹 先生
    (以下:織田先生)

  • 城坂俊樹 先生

    大阪歯科大学卒
    大阪歯科大学付属病院
    臨床研修医

    城坂俊樹 先生
    (以下:城坂先生)

  • 小林雅佳 先生

    大阪歯科大学卒
    大阪歯科大学付属病院
    臨床研修医

    小林雅佳 先生
    (以下:小林先生)

Q 試験の休み時間の過ごし方は?

城坂先生

城坂先生:
僕はジュースを飲んで、糖分を補給して、もうじっと、ぼーっとして、脳を休憩する。

小林先生

小林先生:
やっぱりあの時間って、結構集まるんですよ、人が。で、前のテストの答え合わせをしだす人がいるんです。

城坂先生

城坂先生:
絶対いる!それ絶対アカン。精神的に。

小林先生

小林先生:
(答え合わせをして)「あれやんな!」とか。それが聞こえてくるんです。で、みんなが「あれはA」とか。

城坂先生

城坂先生:
「よっしゃー!」とか(聞こえてくる)。

小林先生

小林先生:
「えっ!俺はD選んだけど…」とかなるじゃないですか?その瞬間、休み時間にテンションが下がるんですよ。

織田先生

織田先生:
そういう賢い人に限って、答え合わせをしたがるんですよね。で、アピールかどうか分からないですけれど、わざと大声でやって、周りを不安にさせようって思ってるんじゃないか?って。

小林先生

小林先生:
うん。あるで。

城坂先生

城坂先生:
そういう作戦なんかな?

小林先生

小林先生:
ある!絶対ある。周りを蹴落とそうとしか考えていない。

織田先生 城坂先生

織田先生城坂先生
(笑)

小林先生

小林先生:
ただでさえ、合格率が低い難しい問題で、何をするかっていうと、最後の最後は周りを蹴落とすんですよ。(答え合わせが)始まるんですよ。どこにいてもポンポンポンと。そこらかしこにいるんですよ。

織田先生

織田先生:
そうそう。賢い人がね。

小林先生

小林先生:
だから「何もしない」。

城坂先生

城坂先生:
やっぱり休憩するのが一番。

織田先生

織田先生:
メンタルを安定させるには「誰とも喋らない」というのが一番いいと思う。

Q 国家試験の2日目の雰囲気は?

織田先生

織田先生:
だいぶ初日よりも重たいですね。どちらかというと。

小林先生

小林先生:
そやな。

織田先生

織田先生:
(2日目は)いない人もいるので。昨日、そこの席に座っていたのに、2日目にはいない。

城坂先生

城坂先生:
あ!いたいた。

小林先生

小林先生:
自分の解いた感じで「絶対無理や」ってメンタルをやられて。

織田先生

織田先生:
「もう来ない」って人もいて。

小林先生

小林先生:
(試験が)終わった後も地獄やな。

城坂先生

城坂先生:
そう。終わってからも雰囲気がどよ~んとしています。みんな「ワー」って感じではなくて、国家試験を解き終わっても、こんな感じ(俯いて)。「本当に落ちたわ…」って。

小林先生

小林先生:
焦燥しきった人ばかり、全員焦燥しきって。前に座っていた女の子がね、終わった直後に「私いつになったら歯医者なれるんやろ…」ってボソッと言うんですよ。「えっ?何?そんなこと言うのやめろって」って。全く知らない子なのに「一緒に受かろうな」って言ってしまいそうな感じになるんです(笑)。
「終わった、やったー」という感じではないですね。

城坂先生

城坂先生:
「解けた」っていう人はいなかったですね。

小林先生

小林先生:
みんな「予備校を探さなあかん」みたいなことを真顔で言っている感じですね。

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