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国試合格者体験談

特別インタビュー

国試合格への道

座談会メンバー

坂入 大介 先生

東京歯科大学卒
日本歯科大学付属病院 臨床研修医
坂入 大介 先生

岡田 美里 先生

神奈川歯科大学卒
日本歯科大学付属病院 臨床研修医
岡田 美里 先生

篠田 拓馬 先生

日本大学松戸歯学部卒
日本歯科大学付属病院 臨床研修医
篠田 拓馬 先生

1. 学生時代について
歯科医師への道を選んだ理由
歯科医師を目指した理由を教えてください。
岡田先生 岡田先生

私は父が歯科医師で、幼い頃から父の働く姿を見て育ちました。自分が受験期を迎えて何をしたいのか。どんな職業に付きたいのか考えた時に、真っ先に歯科医師として働く父の姿が浮かびました。

私も同じ道に入りたい、父と一緒に仕事がしたいと思い、歯科医師を目指しました。法律系にも興味を持っていましたが、最終的に親と同じ道に入りたいと思いました。

篠田先生 篠田先生

うちの親は歯科医師ではありませんでしたが、叔父が歯科医師でした。

直接のキッカケは高校時代の担任に〈お前は手先が器用だから 時計の細工師か歯医者になれ〉って言われて、改めて自分の叔父の仕事について考えました。色々叔父に聞いてみたりして、時計の細工師ではなく、歯科医師を目指すことにしました。

坂入先生 坂入先生

父親も母親も歯科医師です。開業しているので、自分がそれを継いで好きなこともやりたいと考えました。そのために、まずは研修医まで終わらせようと思いました。そうしないと管理開設者になれず実家を継ぐことができないので…

それで、言っちゃう?ディズニーランドに一番近い歯科大学を選ばせていただきました。高校生の頃から、ずっとディズニーランドが大好きでした。好き過ぎて、受験となった時、一番近いとこから順番に受けるよねって話になって(笑)大学入学した年は年間200回くらい行きました。

クラブ活動やアルバイトは、されましたか?
篠田先生 篠田先生

アーチェリー部の他に、バイトは色々やっていましたが、結局、歯科バイトで落ち着きました。塾の講師もやりましたし、夜中の棚卸しのバイトもやりました。

岡田先生 岡田先生

部活は特にやっていませんでしたが、私もそれなりにアクティブにしていましたね。塾の講師や、チューターの仕事もさせていただいて、ファッション系雑誌の仕事に関わっていたこともあります。

坂入先生 坂入先生

ディズニーで働いて、多くのことを学びました。クレーム対応の方法とか、色々な教育とかも受けました。

他には、塾の講師とかもやったので、プレゼンの経験も積むことができました。また、学園祭の実行委員もやっていました。ディズニーで知り合った企画会社の社長と意気投合して、その企画会社のディレクターとして活動もしていました。

臨床以外の選択肢も多い
歯科医師を目指した理由を教えてください。
篠田先生 篠田先生

元々、人と接するのは好きでした。歯科医師は自分の手を動かしながら、人とも接していけます。歯科医師なら、自分を生かせるのかなって考えましたね。

坂入先生 坂入先生

細かいことが好きですね。なんだったら時計を自分で直しますね。裏開けて電池交換くらいなら、自分でやっちゃいます。

岡田先生 岡田先生

私も好きですね。細かい作業とか、そんなにイライラせずに黙々と続けていられます。

坂入先生 坂入先生

でも、結構細かいことが苦手な人もいますよ。あまりにも苦手すぎて嫌になった子は、大学で研究に進むこともあります。

篠田先生 篠田先生

学者の道ね。

坂入先生 坂入先生

そう。臨床系でも研究職とかになる人もいるし、あと研究だけど、法律関係に進んでいる人もいます。

篠田先生 篠田先生

お役所、厚労省もあるし。

坂入先生 坂入先生

大学の社会歯科学とか、法歯学とかに行く人も結構いますよ。

岡田先生 岡田先生

資格職なので、それを使って何をしたいかが大切だと思います。臨床だけじゃなくて、研究分野とか、あんまり手先を動かさない科もありますし、結構幅広いです。

座談会_岡田先生
1年生と2年生のギャップに注意!
篠田先生 篠田先生

1年生の時は正直、勉強した記憶はない。

坂入先生 坂入先生

テスト前くらいかな。

岡田先生 岡田先生

確かに。1年生はあまり勉強していない。

篠田先生 篠田先生

1年生は歯科的な授業があまり無いので、国が定めている基礎的な一般教養が中心です。

岡田先生 岡田先生

1年生が緩かったので、2年生になったときに、ギャップに戸惑う人が多かったですね。

国家試験に直結する基礎科目が入ってきます。生理学だったり組織学だったり、一歩踏み込んだ医学的な要素が多い科目が入ってくるので、1年生とのギャップが大きい。

篠田先生 篠田先生

2年生は本当に暗記系が多い。理解して暗記ですね。

坂入先生 坂入先生

高校の時勉強していたのに、大学で1年間遊んじゃって、勉強する癖が一気に抜けちゃう。そこに2年生でドーンって来るから、2年生は大変ですね。

岡田先生 岡田先生

私は、そんなに日頃からガリガリやるタイプじゃありませんでした。どこが頻出なのか、どうすれば最短で点数が伸びるのか、とにかく効率重視でそういうことばっかり考えていました。

坂入先生 坂入先生

上手くまとめたノートを、いかに吸収するか。結構ノートのコピーが回っていたりするよね。

岡田先生 岡田先生

私、他人の字が理解できなくて一切見てなかった(笑)

篠田先生 篠田先生

仲間のノート、集めていましたね。

坂入先生 坂入先生

集めてなくても、ノートが回ってくる。

篠田先生 篠田先生

学年の人数が少ないので、その中で留年者を出さないように、みんなでノートを回して、回して。

岡田先生 岡田先生

仲が良かったんだね。私、まとめノートとか面倒くさくて作らない。

坂入先生 坂入先生

一番頭が良い奴だ。頭が良くて、放おっておいても、勝手に自分で受かっていくタイプ。

篠田先生 篠田先生

あんまりコツコツできないので、僕は短期集中型だった。日頃は色んなものを集めましたね。過去問とか。

3年生は勉強できない?4年生は留年に注意
篠田先生 篠田先生

3年生で実習が出てきて、科目もどんどん歯科に寄ってきます。結構、歯医者らしい実習も増えてきて、手を動かすことが増えます。

すると(机で)勉強をする気分が起きなくなる。そこで実習だけになってしまう人と、(勉強との)バランスをとれる人とに別れます

岡田先生 岡田先生

臨床系の実習が一気に入ってきて、結構苦労しましたね。科目も臨床寄りになるので、単語の意味を理解することでさえ、時間がかかりました。

今は当たり前だけど、「レジンとはなんぞや?」というところから。聞きなじみのない単語が多かったので、試験前はちゃんと勉強していました。夏休み冬休みに追再試期間があるので、絶対そんなのいやだって。

坂入先生 坂入先生

逆に、いいな。それ

岡田先生 岡田先生

夏休み削られるんだよ。絶対に嫌じゃない?

坂入先生 坂入先生

うち(東京歯科大学)は、前期試験の期間は夏休みが終わった後の1週目でした。夏休みに勉強させて、その後に試験ですよ。

普通の歯学部じゃない大学って、夏休みの前に試験ですよね。夏休みにしっかり勉強させるためのスケジュールでした。

篠田先生 篠田先生

まだ、そこでスケジュール組めるからいいじゃん。

4年生はちょっと実習が減りますね。学校によって変わらないとこもあると思いますけど、うち(日本大学松戸歯学部)は実習が減りました。その代わりにCBTがありました。CBTって国試の小さい版みたいなもので、4年生までに歯医者になる知識を入れておかないといけない。

4年生は、今までの学習内容をしっかり理解しておかないといけません。勉強を一番するべきところなんですけど、うち(日本大学松戸歯学部)は実習が露骨に減ったので〈わぁ実習が減った〉って遊ぶ人が多かったですね。結果、留年が増える。

坂入先生 坂入先生

僕はディズニーランドに行き過ぎて、4年生を2回しています(笑)。うちの大学(東京歯科大学)では、CBTは全員受かるのが前提なので、総合試験のほうが難しいです。

4年生から歯科じゃない医科の科目がたくさん出てきます。それも全部ペーパー試験をやる。前期試験だけでも18科目とか受けて一年間で18科目、15科目、総合試験、CBTみたいな。

篠田先生 篠田先生

でも、4年生はCBTに受かれば上がれる。

岡田先生 岡田先生

前期で一通り終わって、10月からCBTを見据えた学習と実習、試験がありました。

5年生の登院実習に向けて手技ができるかという試験があります。それに向けて4年生の後期はひたすら練習していましたね。

5年生で差が出る理由
篠田先生 篠田先生

5年生って、勉強しないです。できないです。

坂入先生 坂入先生

登院実習で病院に行くので、特に基礎科目の勉強ができないんですよ。疲れちゃって。

篠田先生 篠田先生

5年生の登院実習って、それまでに歯科のバイトとか、実家の歯医者さん手伝ったことあるとか、そういうのをしたことがない人は、疲れちゃって前期は勉強どころじゃなくなる。

アシストの作法や、バキュームの持ち方、1日中立っているとか、慣れていないと大変です。それで先輩のススメもあり、3年の時に歯科バイトをしました。

坂入先生 坂入先生

私は、歯科バイトは一回も経験していなかった。どうせ歯医者になるんだから、今は出来ない事やろうと、浅草で人力車引っ張っていたこともあった。

岡田先生 岡田先生

ある意味正しい(笑)。

私も3、4年生の臨床系の実習が始まってから、父の病院でやっていましたね。

篠田先生 篠田先生

やっておいたら楽です。5年のスタート変わりますね。

坂入先生 坂入先生

これだけは言っておきたい。5年のうちに実践(国家試験の過去問)をやっておけ。

学校によってはやっているけど、やらせていない学校は結構ある。5年のうちに過去問をやるかやらないかが、すごく大きい。

岡田先生 岡田先生

私の神奈川歯科大学は、その点すごく恵まれていました。それなりに過去問をやった状態で6年生に行けたので、それはよかったね。

篠田先生 篠田先生

やっておいたほうがいい。

僕、過去問を軽視していて、危なかったんですよ。勝負は5年で始まっています。

岡田先生 岡田先生

5年でいかに早くスタートダッシュを切るかが大切です。あとは、6年生の秋冬頃に集中力を切らせない、メンタルを強く保てるか。

篠田先生 篠田先生

本格的に(国家試験の)勉強が始まるって感じで。

坂入先生 坂入先生

私は5年の最後だったな。

岡田先生 岡田先生

私もそうかな。

篠田先生 篠田先生

そうでしたね。

岡田先生 岡田先生

机上の知識とあと、臨床実習を5年生にいかにリンクさせるかってところが、6年生を・・・

坂入先生 坂入先生

左右するよね。

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