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国試過去問クイズ

第114回 国家試験 過去問

領域C
冠 橋
114 B-83
正答率:48.6%
★★☆ MUST!
下顎左側第二小臼歯部ポンティックの咬合面観の模式図(別冊No.8A p4)と断面図(別冊No.8B p4)を別に示す。このポンティックの種類はどれか。1つ選べ。
  • a. 船底型
  • b. 偏側型
  • c. 離底型
  • d. オベイト型
  • e. リッジラップ型
解答する
アクセス
まず、模式図Aよりアは頰側でオが舌側である。したがって模式図Bをふまえると本問のポンティック基底面は頰側が近遠心方向に接触し、その中心から舌側方向に接触している。以上より基底面は点接触ではなくT字状に接触していることがわかる。
解 説
× a:
船底型は粘膜と点で接触する。
× b:
偏側型は頰側のみが接触する。
× c:
離底型は下顎臼歯に使用する。模式図では基底面と粘膜はT字型に接触している部分があるため、あてはまらない。
× d:
オベイト型は抜歯後の欠損部顎堤粘膜にプロビジョナルレストレーションを用いてポンティックが入る浅い陥凹部の形態を形成する。ポンティック基底面は陥凹部に入り込むため、基底面全周で接触する。
○ e:
リッジラップ型の基底面は頰側では近遠心方向に線状に接触し、舌側に向かうにしたがって頰舌方向に線状に接触する。その結果、粘膜面との接触はT字状となる。
解説動画
Point&Advice
リッジラップ型ポンティック

基底面の頰側から顎堤頰粘膜歯槽頂に向かってT字型に接触する形態である。適応症が広く、自浄性、審美性、装着感に優れ、発音への影響も少ない。本問では断面図から判断してリッジラップ型が正解となるが、リッジラップ型を下顎臼歯に適応としていない教科書もある。ポンティック基底面形態の種類については100B-35(30頁)のポイント&アドバイスを参照のこと。

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