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国試過去問クイズ

第112回 国家試験 過去問

領域A
微 生
112 A-21
正答率:38.1%
★★☆ MUST!
デーデルライン〈Döderlein〉桿菌が常在するのはどれか。1つ選べ。
  • a. 胃
  • b. 腟
  • c. 口腔
  • d. 大腸
  • e. 皮膚
解答する
アクセス
ヒトの体のそれぞれの部位では固有の常在微生物叢が形成されており、これらのなかにはデーデルライン(Döderlein)桿菌のように、外来の病原性微生物の侵入を阻止する役割をはたしているものも存在する。
解 説
× a:
胃は胃酸によってpHが3.0以下の環境となっているが、人によってはHelicobacter pylori(ピロリ菌)が生息しており、慢性胃炎や胃潰瘍、胃癌の原因とされている。
○ b:
膣にはデーデルライン桿菌とよばれる、Lactobacillus(乳酸桿菌)を主体とするグラム陽性桿菌が常在している。この菌が産生する乳酸によって膣内は酸性に保たれており、病原性微生物の侵入や増殖が抑制されている。
× c:
口腔にはStreptococcusをはじめとする8,000種もの微生物が常在しているとされている。そのなかにはLactobacillusも含まれているが、これらはデーデルライン桿菌とはよばれない。
× d:
大腸にはBacteroidesが最も多く常在している。そのほか、EubacteriumやPeptostreptococcus、Bifidobacterium(ビフィズス菌)、Enterococcus(腸球菌)、Lactobacillus、腸内細菌群(大腸菌など)といった多くの菌が常在している。このなかのLactobacillusもデーデルライン桿菌とはよばれない。
× e:
皮膚にはStaphylococcusやMicrococcus、Streptococcus、Corynebacterium、Propionibacteriumなどが常在している。
解説動画
Point&Advice
常在微生物叢のメリット・デメリット

常在微生物叢には、外来病原性微生物の侵入・増殖を抑制するものや、免疫系の活性化に関与するもの、腸内細菌叢のようにビタミンの合成を行っているものが存在する。歯科医師は患者に抗菌薬を投与する機会が多いことから、これらの有益な常在微生物が減少すると生じる菌交代症やビタミン欠乏に注意が必要である。また、易感染性宿主では常在微生物が日和見感染としての内因感染を起こすこともあり、必ずしも生体にとって有益にはたらくわけではない。
なお、膣の常在微生物については『実践⓪必修』103C-29でも出題されている。

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